2024/01/20 13:49
こんにちは、specialaです。
今日は昨日上げたこちらの石をご紹介したいと思います。
マニカラン産のツインクリスタルです。
どっちりした感じ。
なんか、ちょっと腰掛けちゃお、って感じにも見えますね。かわいい。
このナチュラルポイントは「タントリックツイン」と呼ばれる形状で、
根本は1つで途中から先端が分かれて成長している、というのが特徴です。
面白いことに、水晶の先端から根元に向かって、それぞれのポイントを「区切る線(筋?段差)」のようなものがあるんですが、
ずーっと触れていくと、途中からはまったくその境目がなくなっています。
ここから分かれていったのか、と思うと不思議です。
この形状の水晶は、スピリチュアル的な意味合いとして、
「人間関係の絆を生む」とか「人と人との結びつきを強くする」といったようなことを言われているそうで、
そう言われてみれば確かに、この石を眺めていると、仲良く並んでいる感じに見えてきますし、
個人的にはこの石の姿が、どこか「双体道祖神」のように見えていたので、意味を知ってなるほど、という感じもありました。
また、このポイントの、もう一つの大きな特徴といえるのが、ファントムの存在です。
ファントムは、直訳すると「幻影」「幻」ですね。
ファントム水晶の生成は、ざっくり言うと↓こんな流れです。
成長過程にあった水晶が、なんらかの理由から一旦成長を止める
→そこに別の鉱物・物質が覆い被さる
→再度水晶が成長を始める
→まるで山の幻影を思わせるような模様が内包される......(なので、日本では「山入り水晶」とも呼んだりします。)
ファントム水晶は、基本的に、奇跡が奇跡を呼ぶような状況下でしか生成されません。
なので、その存在自体もかなり希少といえるのですが、
そんな中でも、こちらのポイントは、ツインクリスタルの形そのまんまのファントムが内包されている上に、
その姿を、ファセット部分からはっきり確認できるわけです。
私はとにかく、初めてこの石を手にした時、とってもテンションが上がりました。
内包されている山のてっぺんと、実際の結晶の山のてっぺんの位置が合っていることや、
タビー水晶となっているポイントの形がちゃんと一致しているというのが、
このポイントが完全にナチュラルであるということを示しています。
あと、これはあとから発見したんですが、
この面の右側のファセット部分に、細いなにかがくっついていますよね。
まあ、これは細い水晶の結晶なんですが、
この細い結晶の先端が、実は、グググッと、メインのポイントの内側に食い込んじゃってます。
いわゆる、貫入している状態ですね。
よく、きれいな小さい結晶の子供みたいなのが根本からグッと入り込んでいる水晶ポイントをお店などで見ることはあるんですが、
なんというか、こういう感じで、「指に棘刺さった!」みたいに貫入することもあるのかと思うと、面白いですよね。
自然にできるものだから、いろんなパターンがあるんだな、と、改めて勉強にもなりました。
さて。
正直、この水晶ポイントは、透明度はそれほど高くないですし、欠損も少ないとは言えません。
よく言えばワイルド、悪く言えば...なんだろう...悪く言えない...まあでも、
一般的に「上質な水晶」とは判断されにくい状態だろうと思います。
でも、それは人間がつくったある一定の狭い価値観に照らした場合のことで、
実際は、今こうして書いていても書ききれないほどの個性や魅力にあふれた石です。
なので、もしもこの石の写真を見て、なーんか気になっちゃうな、と思っていただける方がいらっしゃれば、
ぜひ一度、お店を覗いてみていただければと思います。
「気になる」ということ自体が、すでに特別なサインかもしれませんよ。
というわけで、
今日はこの辺で終わりにしたいと思います。
ここまで読んでいただき、ありがとうございました。
あ!それと!
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1会計につき1つ、色はランダムで同梱させていただきます。
では、また!